A. K

この問題を
見なかったこと
にしたら後悔する。
周囲みんなに反対された
職を
覚悟をもって選んだ人

2019年入職
教育支援事業部
総合政策学部卒

Carrer Pass

2019年
新卒でキッズドア入職
学習支援事業部配属。板橋区委託の中高生向け学習支援事業に2年間従事し、
プロホーザルなどを経験
2021年
中央区委託学習支援事業にて新規の高校生向け居場所立ち上げを担当するとともに、中央区の小・中・高学習会全体の事業統括を行う

最初のキャリアだからこそ。
誰もやらないなら私がやる

教員の家庭で育ったため幼い頃から先生になることを考えていましたが、高校時代に海外で支援活動をする日本人の存在を知り、もっと広い視野で世界を捉えなければと考えるようになりました。大学はアフリカに小学校を建てるプロジェクトを行うゼミを見つけて受験。実際に、人生初の海外渡航でコンゴ民主共和国にも渡りました。

いっぽう、帰国子女や超優秀な学友が集うキャンパスは、選択肢の少ない田舎で、勉強ができることが一番大切だと思い育った私にとって、アイデンティティを見失うほどキラキラした場所に映りました。

自分の人生を何のために費やしていきたいかを探していくうちに、元々志向した「恵まれないこどもたちに支援をしたい」気持ちから、「こどもはどのように育てば幸せになれるのか」を考える認知や発達の分野へと興味関心も変化していきます。

卒業制作では、アルバイトでベビーシッターとして働いた経験をもとに、発達段階の色認知に基づく絵本を作成。就職活動はこども関連の企業やメディアなどを中心に回っていました。

しかし、どうもピンときません。
お金を持たないこどもに向けた商材でお金を稼ぐのは格差の助長に加担するのではないか?

菊池杏奈の写真

自分が食べるために稼ぐことと自分の考え方とにジレンマを感じていた時、ある企業面接で「君の考えはNPO向きだね」と言われます。

NPO。教科書程度の知識しかなかった3文字と、こども、で検索してみたところ、一番最初にヒットしたのがキッズドアでした。

非営利だからこそこどもを主眼に置いた仕事ができ、社会課題解決への提言にも携われるかもしれない。可能性を感じて応募し、内定をもらいました。

ですが周りに手放しで賛同する人は誰もいません(笑)。

そんな給料じゃ東京では暮らせない。
ボランティアでいいじゃない。
失敗したらどうするの?

新卒で就職先にNPOを選ぶことは誰も聞いたことのないキャリアでした。

でも、切実な問題を抱えるこどもの存在を知りながら、それを見なかったことにして自分はこの先へ進めるのか。
いろいろな携わり方があるけれど、仕事として向き合ってみたい。

金銭的にもファースト・キャリアだからこそ挑戦できると思うし、
ダメだったら3日で辞めて、転職すればいい。

そんな経緯を経て入職したのでした。

泥臭く食らいついて、
少しでもできることを増やしたい

入職直後から板橋区の中高生向け学習支援事業を2年にわたって担当。同時に、ワークショップやイベント、行政からの事業委託の提案など大小さまざまな企画の経験も積み重ねてきました。

3年目の今、高校生向け新規事業の立ち上げに携わりながら、既存の小・中学生向け学習会を含めた事業の全体統括を行っています。講演や研修を行うことも増えてきました。

対象となるこどもたちはそれぞれが異なった背景を持つので、対応には都度正解がありません。小中高と進むにつれ、差し伸べてもらえる手はどんどん少なくなっていき、義務教育でない高校をやめてしまったらどこもつながっていけない。そんな制度の狭間に落ちていくこどもたちの、手を離してしまう前にできることは何か。

こどもの支援に関する専門的な知識を学びながら、職員誰もが試行錯誤を繰り返し、奔走し、模索しています。

今の私自身は、プレイヤーからマネージャーへと立場が変化するなか、チームリーダーとしての成長が課題ですが、まだまだ自ら学び、手を動かしたい時期でもあります。任せてもらえる仕事には泥臭く食らいついて、少しでもできることを増やしたい。その先で、こどもの権利意識の向上のための制度設計にも何らかの形で携わっていきたいと考えています。

菊池杏奈の写真

自分の加害性を忘れてはならない

対応の難しい、問題行動を繰り返すようなこどもに出会う度に、心に留めておこうと決めています。それは私たちが対応に困ったからではなく、そういったこどもたちほど自らの困難を言葉にすることができず、私たち支援者が無自覚に傷つけかねないからです。

「支援する」「支援をされる」という出会い方は時にアンバランスになりかねないので、常に自分の加害性を自覚して臨まなければと思っています。

もちろん私も無自覚にいろいろな人の尊厳を踏みつけているはずで、その特権を自覚しつつ、踏みつけない努力をしなければなりません。誰かの尊厳を蔑ろにしない、それが優しさのような曖昧なものでなく、その人たちの当たり前の権利だからと認識されるよう、微力ながら貢献できたらうれしいです。

菊池杏奈の写真

Weekly Schedule

ある1週間のスケジュール

月曜
休日
火曜
前週の報告書送信、小学生向け教室運営、中学生向け教室のヘルプ
水曜
事業チームミーティング、高校生向け教室の運営
木曜
事業部ミーティング、各プロジェクトのミーティング、各種記事や報告書の作成
金曜
休日
土曜
小学生向け教室の担当+ボランティア説明会
日曜
高校生向け教室の担当+講演の資料作成